大学では経済法を主に学んだ関係上、経済学についても学ぶ機会が多かったのですが、そこで学んだ経済学では、人は合理的に判断し、自己の利益追求に余念がない存在として登場しました。これに対して、人は自己の利益追求ばかりでなく利他的行動を好む場合があることや、かならずしも合理的な判断を行わないことを前提とした経済学として行動経済学が登場したわけです。
ぼくは、behavioral economics(行動経済学)を、経済の様子を忠実に記述しようとする営みと捉えています。ここでは、人が経済的活動を行うに当たって、どのように判断するのかという心理学的発想で経済をみるわけです。従来の経済学では、合理的かつ利己的な存在ならばこう判断し、結果このような状況になるということを示していた訳なので、出発点から違うということになります。
この行動経済学は、すぐにでも役立ちそうなことを色々と教えてくれる学問です。すなわち、人がモノを買う判断についての科学的な裏付けをもった上でモノを売れば、より一層売れそうということになります。マーケティングにおいて、行動経済学を知らないということが命取りになるような時代もすぐそこ、という感じがします。
行動経済学の入門書としては、『行動経済学 経済は「感情」で動いている』という新書がおすすめです。
behavioral economicsの派生ないしは経済学と神経科学の交差点としてのneuroeconomics(神経経済学)にも興味があるのですが、関連する論文等を読むには至っておりません。今後、勉強したいなぁと思っているところです。
行動経済学は僕も注目していました。
まだ勉強するには至っていませんが。
今度あった時にその他の良本を教えてください。
そうでしたか。是非、近いうちに!